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村上 密 Blog

時効

 日本のキリスト教会では、民事であれ刑事であれ、クリスチャンの訴訟を嫌がります。そのため、深刻な相談があったとき、時効になっていることが多くあります。また、時効前なので、思い切って訴えれば、裁判で問題が解決できるものも、今更裁判をしても、と言って終わってしまう人もいます。クリスチャンの裁判が不利なのは、信仰上のことと思って、証拠を残すような生活をしていないことです。民事の場合は特に、証拠を自前で揃えて立証しなければなりません。性の関することは、作業そのものが苦痛を伴い、なかなか取り組めるものではありません。金銭的なことは書面に残さない人が多すぎます。刑事訴訟先行で、民事を後からの場合は、刑事が勝訴であれば、民事は大変有利です。しかし、クリスチャンは刑事事件に該当することでもなかなか訴えません。牧師や周囲から「赦しなさい。」を言われるばかりで、裁判を勧められることはないからです。訴訟を聖書的ではないとの教え込みがされています。この教え込みによって、どれだけ多くの牧師の罪が闇に葬られていることでしょう。このような悪しき習慣が、教会を不健全にし、クリスチャンに大きな損害を与えています。
by maranatha | 2012-09-10 21:55
宗教問題

by maranatha