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村上 密 Blog

スティーブン・ケイラ―牧師

 スティーブン・ケイラ―牧師は、『ヘルシー・チャーチ』(Hope Publications 2004)を通して、聖書的な正しい教会観を持ち、健康な教会を建て上げることを提唱している。上記の本やホームページを見ると、すばらしい教会を建てていると思う人もいるだろう。イメージを修正しなければならない情報をこれから連続して提供したい。これはヘルシー・チャーチと自称しているが、アンヘルシー・チャーチの実態である。

教会
 この教会は、カリスマ派の単立教会で、宗教法人を取得していない。人格なき社団にも相当しない。なぜなら、人格なき社団となる規則もないからである。人格なき社団に該当しない教会は、献金が個人の事業所得となり、課税される。ホープ・チャペルは「租税公課661,200(円)」(2012年度)を支出している。教会は規則によって運営されるべきであって、「スティーブン商会」「ホープ商会」であってはならない。公表されている2012年度の収入によると、什一が72,021,961円、礼拝献金14,874,592円、感謝献金23,469,710円その他の収入を合計すると、122,940,185円である。この金額は、個人事業として「教会」を運営するには、あまりにも多額である。2012年度の支出の給与手当は33,380,332円で、何人が有給であるかを明かしていない。会計を担当しているのはHope Church Financial Adviserで、メンバーは3名、その中の2名が親族である。教会スタッフの中には須長性が多数を占めている。スティーブン師の長女の夫が須長克己師であるところから、親族中心の教会運営をしていることが明らかである。宗教法人を取得している教会では、責任役員は定数の3分の1を超えない。ホープ・チャペルが、宗教法人を取得しないのは、会計の運営実態を、教会員に知られたくない事情があるからかもしれない。なぜなら、「宗教法人取得の為、ホープ・チャペル名義の土地と建物が必要」と言う名目で、一つの敷地内に牧師館と青少年施設の建設を呼びかけた。しかし、建ったのは牧師館だけである。登記を確認したところ、名義は「スティーブン・ケイラ―」で、これは「ホープチャペル名義の土地と建物が必要」と言う名目に反する行為である。宗教法人取得の話は立ち消えたままである。教会員は刑事・民事訴訟を検討しないのだろうか。土地面積約200坪に延床面積約100坪の牧師館が建っている。土地の購入価格は公表されていない。建築のための献金と建設費費用が公表されていない。牧師館は船橋市上山3-530-25である。参考に「千葉市船橋市上山の地価」を検索すると、上山3-531-40の評価額が掲載されている。土地の購入が2007年10月頃と言われている。この時の坪単価は約36.7万円、200坪で約7340万円である。教会で流れている情報は牧師館の総工費が約8000万円。土地代3800万円、建物4200万円、2つの合計が8000万円であるが、土地代は本当に3800万円だろうか。明細が公表されていないので、疑えばきりがない。献金は4000万円から5000万円集まったと言われている。登記によるとスティーブン・テイラー名義で〇〇銀行で4200万円の銀行ローンが組まれている。これは建物に支払った4200万円と同額である。これから教会は個人名義のローンを支払い続けることになる。ホープ・チャーチでは教会建築に伴う収支報告が不透明である。土地代の支払はいつ、いくらで支払われているのだろうか。このような不透明な会計処理が、どうして健康な教会、ヘルシー・チャーチと言えるのだろうか。スティーブン師は「教会会計は、ロビーの引き出しに入っているから、いつでも誰でも閲覧できます」と透明性と公開性をアピールしている。本当の透明性と公開性とは、役員会を構成し、教会総会を行い、その席で収支報告、予算、財産目録を公開することではないだろうか。
by maranatha | 2013-04-27 11:52
宗教問題

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