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村上 密 Blog

エンパワード21の由来と関係者  

エンパワード21の由来
 エンパワード21は、公式ホームページの「エンパワード21ムーブメントの概観」(http:/empowered21.com/2011/06/empowered21-overview/)で、「2008年、オーラル・ロバーツ大学の新役員会は21世紀のミニストリーに向けて、オーラル・ロバーツ大学の宣教を明確化するための働きを開始した。エンパワード21と呼ばれる理事会が主導し、国際霊的リニューアルセンターが、新しい世代と聖霊の力に焦点を当てるプロセスを促進していくように求められれた。」と述べている。この記事で、エンパワード21が誰によって始められたかが分かった。それは、カリスマ派の「総本山」ともいうべきオーラル・ロバーツ大学である。なぜ、ビリー・ウィルソンが共同議長になっているか、それはビリーがオーラル・ロバーツ大学の総長だからである。カリスマムーブメントを拡大するために、ペンテコステ陣営の重鎮ジャック・ヘイホードを共同議長に取り込んだのだ。

エンパワード21の関係者
 エンパワード21の共同議長のジャック・ヘイホードは、2013年3月、ベニー・ヒンの結婚式を司式している。実はベニー・ヒンはオーラル・ロバーツ大学で2007年以降のある時点まで役員をしていた。そのオーラル・ロバーツ大学の総長がビリー・ウィルソンである。ジャックとベニーはオーラル・ロバーツ大学でつながっている。ベニーは2007年11月6日、アイオワ州の上院議員チャック・グラスレイによる財務調査の対象となった。この影響か、その後役員を辞任している。同時に財務査察を受けたTV伝道者は、ケネス・コープランド、ポーラ・ホワイト、フレフロ・ダラー、ジョイス・マイヤー、エディ・ロングである。ケネスと・コープランドとクレフロ・ダラーはオーラルロバーツ大学の役員(理事)をしていた。ケネスは、エンパワード21のリーダーの一員である。ポーラはベニーと不適切な関係が明らかになった人である。全員が繁栄の神学の実践者である。オーラル・ロバーツ大学は、この繁栄の神学を教えるところでもある。エンパワード21が純粋な動機で始まったわけではない。それが拝金主義者たちのつながりで分かってきた。リーダーの中には、あの偽預言者シンディ・ジェイコブスも名を連ねている。異端とみなされている使徒運動のピーター・ワグナーが「預言者」と認めた人物である。エンパワード21はオーラル・ロバーツ大学の宣教戦略の一環であることを忘れてはならない。

エンパワード21のその他の関係者
 エンパワード21にアッセンブリーの関係者が名を連ねていることは、大変残念である。これは、極めて貴重な終末のリバイバルに関する米国AGの公式声明文(決議案第16号/8月11日)に反する行動である。なぜなら、エンパワード21のリーダーシップ(http://empowered21.com/abut/leadership/)に名を連ねる人物たちの中に、まさに、USAGが問題視している運動の関係者が加わっているからである。どうして同じ船にの乗ることができるのか。これは、USAGの偏向である。機関決定を経ているとは思えない。USAGが、このような中でリーダーシップを発揮して、正しい方向に導いていかなければならないと思ったら大きな間違いである。すでに議長は2名決定している。、共同議長として立っているビリー・ウィルソンこそが発起人であり、実質的なリーダーである。このようなムーブメントに参加することは、アッセンブリーの信用にかかわることである。、
 これをもって、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の教職が、エンパワード21全日本大会に参加するお墨付きを得た、と思ったら大きな間違いである。後の雨運動、使徒的・預言者的運動の異端の教えを信奉する団体と一緒に「常軌を逸した祈り」を共にするのか、それこそ、常軌を逸した団体になってしまう。ペンテコステ派の日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は日本リバイバル同盟や日本リバイバル連盟と一線を画してきた。このエンパワードへの参加は一線を超える出来事ではないか。福音派はカリスマや第3の波と一線を画している。福音派諸教団とアッセンブリーは共にJEAの参加教団である。これは従来の均衡を崩す行為と私は判断する。

*2013年6月26日のブログを再掲載
by maranatha | 2013-10-12 16:53
宗教問題

by maranatha