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村上 密 Blog

律法主義

 律法主義とは、救われるためには、イエスをキリスト(救い主)と信じる以外に、何か他のことを加える教えである。使徒の時代には、律法主義者は、割礼、律法の遵守が必要だ、と主張した。聖書は「キリストが律法を終わらせたので、信じる人はみな義と認められるのです」(ローマ10:4)と教えている。また、罪の赦しのためには、何かしなければならない、と言うのも律法主義である。聖書は「いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけされました」(コロサイ2:14)と教えている。

 さて、現代の律法主義にはどんな教えがあるだろうか。牧師は神の代理人であるから、牧師に従わないと滅びる、と教えている。そして、聖書ではなく、牧師の教えが救われるためには重要視されている。罪を思い出す限り書きあげなさい。そして、それを火に燃やしなさい。或いは、どんな恥ずかしい事でも、人前で告白したら赦される。これでは、キリストの十字架の赦しを信じる信仰ではなく、自分の行為によって赦しがもたらされることになる。

 律法主義の教会には、牧師の許可や承認が何事にも必要である。進学、就職、結婚等、様々な生活の事まで、牧師が介入し、決定権を持ている。これに従わなければ、教会から追放されて、救いを失う、と教えている。これでは牧師(律法)の奴隷である。このような信仰生活をしていると、従来の人間関係は壊されていき、教会だけが生活の場になる。常識を否定することが、より信仰的となり、逸脱が始まる。それを霊的と言って称賛する。カルト化の特徴である。現代の律法主義は、カルト化した教会で再現されている。

by maranatha | 2014-03-01 06:58
宗教問題

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