今も深刻なダメージで苦しんでいる。決定権が取り上げられていたため、物事を決められない後遺症を抱えた人もいる。仕事についているが言われたことにノーが言えず疲れ切った人がいる。明るく元気に振舞っているが内心はそうでない人がいる。もう自分を装う必要がなくなって沈み込んだままの人がいる。
後遺症を克服するための取り組みはいろいろあるだろう。同じ脱会若しくは退会した仲間と一緒にいるとカルト思考から抜けるのに時間がかかる。本が読むのが良い。しかし、一番良いのはカルトに詳しいカウンセリングを受けることである。対話形式で学べるからである。カルトの中では対話はない。トップダウンである。人と人との関係上下関係だけではないことをカウンセリングを通して体験し、質疑応答を通して回復を図るべきである。