第1サムエル記にはサウルとダビデの油注ぎがある。油注ぎは神の霊が注がれることを形式化したものである。王は油注がれて王位に就くことができる。神の霊の助けなしに王の働きをすることはできないことを示している。サウルは油注がれて預言を語った。ダビデは竪琴に癒す力をいただいた。サウルのために竪琴を引くことになったダビデは、サウルの近くで王のすべきいことを学んだといってよい。預言者の集団が楽器をもっていたことが記録されている。ダビデは礼拝改革を行ったとき、祭司たちが楽器を用いるようにした。しかも、礼拝を指導していく祭司のリーダーたちはレビ人で預言者であった。宗教はしばしば音楽と切っても切り離せない関係になる。
興味深いことは、竪琴が癒すのではなく、神の霊が注がれた後のダビデが竪琴を引くときに力が現れている。近年、音楽がヒーリングに用いられている。特にモーツアルトの音楽が用いられている。彼の曲が出す周波数に注目が注がれている。絵本の世界では、セロ弾きのゴーシュが有名だ。セロの響きが子ネズミを癒す絵本だ。昔その絵本を読んだとき、そんなことがあるのかな、と思っていた。今は楽器に効果があることがいろいろ証明されてきて一般化してきた。
小さな砂粒を鉄板の上にのせて、周波数を出す装置を小さな砂粒を乗せた鉄板につなげる。様々な周波数で砂粒が動き、模様を描き出す。なんと不思議なことだろう。モーツァルトの曲が出す周波数はどんな模様を描いてくれるのだろうか。
私が興味を惹かれるのは、木、草、花、光、波長、磁気、生体磁気、雲、雨、気流、波、周波数である。