2009年 10月 16日
サタンよ出て行け??
カルト化した教会ではサタンの追い出しが盛んです。クリスチャンでない人から追い出すのではなく、クリスチャンの中から追い出します。クリスチャンは聖書によると「神の神殿」「聖霊の宮」「キリストの体」です。このように譬えられているクリスチャンの中にサタンが同居できるでしょうか。同じ家のなかに、神とサタンが同居できるでしょうか。ありえないことです。神が住んでおられるならサタンは住んでいません。住んでいないところから延々と追い出しをすると疲れます。不安になります。クリスチャンからサタンを追い出すことは教理的に問題です。福音派やペンテコステ、カリスマではサタンは堕落した天使で、サタンはひとりでたくさん存在しません。どこかに居たら他にはいません。天使ガブリエルがマリアの前に現れた時、そこ以外の場所にガブリエルはいません。ところがサタンを追い出す教会では、クリスチャンからサタンを追い出します。全てが嘘かひとつだけ事実です。そのひとつも疑わしいものです。私に言わせれば追い出す人に対して「惑わす霊よ、この人から出て行け。」と言いたいです。サタンはひとりですが悪霊はたくさんいます。しかし、恐れることはありません。悪霊の方がクリスチャンを恐れているのです。なぜなら、神がクリスチャンと共におられるからです。サタンや悪霊に対していつからクリスチャンがこんなに怯えるようなようになったのでしょう。「霊の戦い」が盛んになってからです。キリストの内住が強調されていればこんなことにはなりません。教理的に偏ったおしえがクリスチャンの中に拡がったために問題が起きています。「霊の戦い」は宣教の中で実践されているもので、聖書的な根拠が希薄です。体験を根拠に物語を作り過ぎです。霊的な地図の作成などは全くでたらめです。ダニエル書から導き出すことはできません。神社の出版物やクリスチャンでない人が書いた本を用いて霊の地図を作成するのは、否定している分野からの引用です。このおかしさに気付いてください。歴史的な場所、異教の敷地で歩きながら霊の追い出しをすることも変だと思いませんか。パウロは偶像の満ちているアテネで歩きながら霊の追い出しをしたでしょうか。聖書のどこにそんなことを実践している使徒がいるでしょうか。このようなことを実践する人を「使徒」「預言者」ともてはやしている教会と牧師には注意しましょう。もし、あなたがこのような教えに影響を受けたら、あなたの心は平安を失い、霊に怯えるようになります。そして、いつも心が戦争状態となります。戦いを意識しないと一日を始められなくなります。神の臨在なきクリスチャン生活は不毛です。
by maranatha
| 2009-10-16 07:46
| 霊の戦い