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村上 密 Blog

横井家の墓

     享保十三戊申年
  ○ 法山院宗照日高信霊
     十二月十一日

上記は墓石の表書きである。家紋は三つ鱗が○の部分に刻まれている。墓石は熊本市小山町、曹洞宗梅谷寺の東側の里の墓地にある。だれの墓か長く知られていなかった。数年前に石碑の縦書き文字を全文を書き写した。少しずつ調べているうちに重要さに気付き、慎重さのあまり発表が遅れてしまった。

  横井求右衛門尉平時真墓

上記は裏側である。これだけでは見過ごされる。右側面が驚くべき内容である。全てが漢字で三列となっている。内容は下記の通りである。

  平時政同義時同泰時同時氏同経時同時宗同貞時同高時
  時行時満利時時永号横井掃部助時勝号横井丹後守時延号横井
  雅楽之助時春号横井弥次右衛門尉時助号横井九左右衛門尉至時真

これは北条氏の家系図である。横井小楠の名こそ刻まれてはいないが、横井一族の墓である。横井家は三家が明治まで続いているが、これは家系図を調べている人にとって貴重な資料である。時助から時真に続く系図が他の資料にない。次回に調べたことを掲載して、郷土の歴史に貢献したい。
by maranatha | 2010-03-24 08:14
宗教問題

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