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村上 密 Blog

原因帰属論

 人は健康や病気、成功や失敗の原因を知りたがるものです。健康や成功を自分の健康管理や努力によると思ったり、病気や失敗を不運や他人の所為にすることは、自分のこころを満足させるには都合の良いものです。しかし、このような考え方を逆に考えるようになると、自分をダメな人間と思い込み、依存的になったり、落ち込んだりします。原因を誰に、何にあるかを客観的にではなく、主観的に自分勝手に推測するところに問題が生じます。
 心理学的に「原因帰属論」と言われるものを、近年の「霊の戦い」に当てはめて見ましょう。病気や失敗を悪魔や悪霊、先祖の因縁の所為にして、悪魔払いや因縁の断ち切りの祈りをすれば癒しと解決があると言う教えです。しかし、効果がないと信仰の不足、祈りの不足と責め立てられます。次第に、罪悪感を抱くようになり、長引く無力感からこころの病に至る人が多く起こっています。カルト化した教会では偏った教えが強調されるため、思考や信仰のバランスが崩されます。成功や癒しは神と指導者の御蔭であると重ね合わせるため、指導者の権威化と神格化が進みます。やがて指導者は高慢になり、独裁的になり、罪を犯すことにもなります。
 カルト化した教会では、原因帰属論が悪用されています。心理学がカルトに悪用され、社会問題が1980年代に起き始めました。同じことがキリスト教界に置き始めています。「霊の戦い」は聖書的ではなく、キリスト教的イデオロギーです。正しい教えがどうして病に至らせることになるでしょう。正しくないからです。このブログを通して警告しておきます。
by maranatha | 2010-07-09 12:41
宗教問題