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村上 密 Blog

ビリー・グラハム

 ビリー・グラハムについて知りたい方へ、『良心への服従 アメリカ上院議員の証し』(M.ハットフィールド 矢口以文訳 日本基督教団出版局 1987)をお勧めします。グラハムは「アメリカの偉大な伝道者」「アメリカの尊敬する人物」としてよく紹介されます。しかし、私たちは彼をどれ程知っているのでしょうか。私はビリー・グラハム東京大会で初めて彼を見ました。鷲のような目、聖書を手に持って語る彼のスタイルを今でも覚えています。

 グラハムは、ハットフィールドに手紙を書いています。「親愛なるマーク」にはじまる手紙は、ニクソン大統領を熱烈に擁護する内容です。ハットフィールドは、大統領に牧会的配慮をするグラハムが政治利用されないように心配しています。そして預言者的な姿勢が必要なことを本に書いています。やがてニクソンの実体が明るみになった時、グラハムの鷲の目が曇っていたことが歴史的に証明されていきます。

 神学生時代、グラハムに憧れていた時がありました。しかし、早々と憧れは失望にかわりました。グラハムのベトナム戦争に対する「聖戦」発言を耳にしたからです。以来、福音理解は同じでも、彼の政治的発言には反対と言う立場を取りつづけています。大会に参加することも協力することもありません。人に薦めることもありません。同じような政治的立場のフランクリン・グラハムに対しても同じです。私はハットフィールドから、政治家に対してまたは権力の座に着くものに対して、牧会的配慮を優先するより預言者的であるように教えられて今日まで来ました。それは聖書的に正しいと思ったからです。
by maranatha | 2010-07-28 21:57 | ビリー・グラハム
宗教問題