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村上 密 Blog

シュタイナーのキリスト論

 まず、シュタイナーがキリストについてどのように教えているかを取り上げてみます。

1 「ヨルダン川での洗礼においてキリストがイエスの中に入った。」(s90ページ)
2 「キリストはナザレのイエスのからだに、三年間受肉しました。」(k104ページ)
3 「ナザレのイエスの体に三年間留まったキリストは、高次のヒエラルキアの
  あらゆる存在たちの指導者でもあります。」(k105ページ)
4 「イエス・キリストは、6柱のエロヒムが30歳のイエスに物質的身体・エーテル体・
  アストラル体に3年間受肉した存在である。」(s94ページ)
5 「イエス 30歳のときにロゴス(6柱のエロヒム)を受肉した存在。」(s36ページ)
6 「エロヒム エル(神)の複数形。聖書の天地創造の神々。地球と太陽の分離後、
  太陽に住んだ6柱のエクスシアイのことで、イエスの中に受肉した。
  日光には6柱のエロヒムの愛の力が含まれており、6柱のエロヒム全体を『ロゴス』
  あるいは『プレロマ』と呼ぶ。」(s71ページ)


sとは、『神々との出会い シュタイナー・コレクション4』 ルドルフ・シュタイナー/高橋巌 筑摩書房 2003

kとは、『シュタイナー用語辞典』 西川隆範編訳 風涛社 2008

3の「高次のヒエラルキー」とは上級天使(セラフィム<愛の神霊> ケルビム<調和の神霊>トローネ<意志の神霊>)中級天使(キュリオテテス<叡智の神霊> デュナミス<動きの神霊> エクスシアイ<形態の神霊>)たちのこと

5の「6柱のエロヒム」とは惑星の動きを担う上級天使たちと惑星の生命と意志を担う中級天使たちのこと

6の「エクスシアイ」とはエロヒムとも呼ばれ、6柱は太陽におり、形態の神霊で惑星の外的な形姿の創造者


 シュタイナーは独特の用語を用いながら、持論を展開しています。キリスト論においてはイエスが30歳のときにキリストあるいはロゴスが受肉したとしています。キリストあるいはロゴスは6柱のエロヒムすなわち上級天使中級天使と言うわけですから、キリストと天使の明確な区別はありません。シュタイナーの神は父、子、聖霊、上級天使、中級天使の統一体です。そしてキリストは神の一部でエクスシアイの位階に属するエロヒム中の最高存在としていますが、エクスシアイは神の9階層の9番目であり、三位一体とはかけ離れた教えです。三位一体の「子」とシュタイナーのエクスシアイ(キリスト)は全く別物です。
by maranatha | 2010-12-08 07:08 | シュタイナー
宗教問題