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村上 密 Blog

倫理規程

 団体にはその団体に相応しい倫理観を身につけた団体職員が必要です。人々はキリスト教の内情を知らないために、牧師は高い倫理観を持っていると思い込んでいます。実態は高い倫理観を持っている牧師からこれが牧師と疑われる人までいろいろです。

 キリスト教の牧師で名刺に「カウンセラー」と記載する人がいます。カウンセラーは国家資格ではないので、程度の差はあれ名乗れるからです。どのレベルかは相談者には分りません。「牧師」で「カウンセラー」は信用を高める肩書きです。相談者はどこで学びましたかとは聞きません。それをいいことに人に損害を与える人も出てきました。係争中の「牧師」竹内一雄は「カウンセラー」を名乗っています。しかし、「カウンセラー」としても疑わしいことが裁判で判明しました。よく知られた「社団法人日本産業カウンセラー協会 倫理綱領」を引用してみます。
 
(二重関係の回避)
第16条 産業カウンセラーは、専門家としての判断を損なう危険性あるいはクライエントの利益が損なわれる可能性を考慮し、クライエントとの間で、家族的、社交的、金銭的などの個人的関係およびビジネス的関係などの二重関係を避けるように努める。

2 産業カウンセラーはクライエントとの間で性的親密性を持たないよう努める。もしそのような可能性が生じた場合は、カウンセリングを中止するか、他のカウンセラーに依頼する。


 上記の二つに竹内は当て嵌ります。竹内は原告から多額のお金を借りながら返済しないので裁判に訴えられました。又、竹内は原告に対して、暴力的な性関係は否認していますが、性的親密性は認めています。いずれにしましても、もし竹内が協会に所属していたら何らかの処分は受けるはずです。しかし、彼が所属しているのは協会ではなく教会です。彼の教会には彼を裁く規則も信徒もいません。裁判に提出された原告側の陳述書には、竹内の倫理観が疑われる証言がありました。このような牧師が牧師でおられ、他教会から招かれたり、支援する牧師がいるという状態が異常です。全てのキリスト教会に実行性のある倫理規定が必要な時代になっています。
by maranatha | 2011-02-04 19:25
宗教問題

by maranatha