人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

村上 密 Blog

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の危機 3

教理的危機
 教団理事の中には、セカンドチャンスを提唱する人物と友人であると公言する人がいます。もちろん、本人がセカンドチャンスを信奉しているわけではありませんが、問題を孕んでいます。セカンドチャンスは問題ないと信者に誤解させるかもしれないからです。異端の教師と友人ですと公言できるでしょうか。カルト化した教会の牧師と友人ですと公言できるでしょうか。異端の教師とはなくても、カルト化した教会の牧師と友人ですと公言する理事はいます。でたらめな教会運営をしている牧師を健全な教会を運営していますと支持する理事もいます。カルト化した牧師は教理的にも問題を孕んでいて健全ではありません。また、現代に流行している繁栄の神学に基づく教会成長、二元論的霊の戦いのように問題を孕んだムーブメントを支持する理事もいます。理事会と教団が教理的健全性を取り戻すのはいつでしょうか。かつて、教団を運営した経験者たちがこのような傾向に危機感をもって声をあげないと、このまま教団は流れてしまうことになります。穏健なペンテコステの評価は今は昔です。

財政的危機
 福音派の教勢は1990年代から減少傾向になり、ペンテコステ派は2000年代に減少傾向になりました。今成長しているのは極限られた教会です。財政は赤字か横ばいです。
 アッセンブリー教団は個教会が一般会計の10%の負担金で教団運営をしています。これを故意に全額負担しない教会が幾つか現れました。このような教会の牧師を全国の教職は知らないで総会議員としたり、また、総会議員が理事として選出したりして、近年大きな問題となりました。このことでだれも責任を取った人がいません。教団は自浄作用を失っているのではないかと思わされます。と言うのは、教団理事長が財務局長(理事)の教会が負担を怠っているにも関わらず、引き続き職務を続けるように対応したからです。また、その他にも負担金を怠っている教会の牧師に何の咎めもないという結果です。理事会は教師倫理規定を作成し、総会で決議していながら、この問題に対して何もないかのように決着しました。このような理事会の責任者である理事長こそ、一番の問題ということになります。

声の危機
 理事会は教団批判を極端に警戒しています。それは、教師倫理規程に「第4条 教師は、教団、教会及び教師の名誉を損なうような、言動や中傷は慎まなければならない。」に現れています。理事会が私のブログを理事会に対する中傷と取るならば、それは間違っています。中傷とは、無実のことを言って他人の名誉を傷つけることです。私は無実ではなく事実を書いているからです。かつて理事会は私に対する信用毀損を放置してきました。総会で数年追求し、やっとその問題の決着がつきました。今また、別件の信用毀損を放置しています。事実を伝えているにも関わらず。放置するのはそれに荷担することになります。理事会は教師倫理規程で教師を取り締まることができますが、教師もまた理事会を教師倫理規程で取り締まることができます。
 カルト化した教会や教会の問題を扱うようになってから、私は理事会と意見交換を随分してきました。代理人として理事会に働きかけた頃、教団の規則にないとか馴染まないとか言われました。このような意見は多くの牧師が持っていました。しかし、私は法律に基づく行為をしているといって交渉を続行しました。規則より法律が上だからです。理事会だけでは解決できないこともあります。なぜなら、理事は問題解決の専門家はないからです。教団規則は知っていても法律を詳しく知っている人は一人もいません。牧師の起こす問題を信仰だけで解決する時代は過去となりました。牧会倫理を平気で破り、教団離脱をする牧師が現れてきたからです。
 教師倫理規程は物言わぬ牧師を今後作るでしょう。私が提唱した服務規程は、そのようなことを意図していませんでした。作る側の意図が総会間際になって現れ、それを見抜く人が少数だったことが悔やまれます。良い規則も扱う人によって悪くなります。しかし、悪い規則が扱う人によって良くなることはありません。今後も、私は信仰と信念に基づき、言うべきことを言い、書くべきことを書いていきます。
by maranatha | 2011-08-02 13:11
宗教問題