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村上 密 Blog

アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の危機 6

財務局長の謝罪
 今年のアッセンブリ教団の教職研修会で、財務局長が負担金未払いについて謝罪をしました。研修会の司会者が司会進行中に謝罪をするのは場違いです。理事はだれも止めませんでした。理事会の了解の下で謝罪をしているのでしょう。教職研修会には約半数の教職が参加していますが、謝罪は教職にではなく、教会に必要です。教会が負担金を教団に納めているからです。未納金の年度、金額、いつ支払ったのか、明言がありませんでした。これで理事会はこの問題の幕引きをしたいのでしょう。負担金の未納は2,3の教会ではありません。もっと多く指摘されています。それらの教会が未納分を納めたのか、そのままなのか開示していません。理事会には、この不祥事に対する調査と報告の説明責任があります。従来、理事会は、部や委員会のメンバーを、負担金を納めているかを確認してから選びます。納めていない教会の牧師が選ばれることはありません。ところが、納めていない教会の牧師が選ばれているのです。総会議員の中にも負担金を納めていない教会の牧師が選出されています。処分(任を解くこと)をすれば、教団の運営に支障を来します。一人の人の謝罪で、穏便に問題の責任を回避しています。これは理事長の責任逃れです。総務局長の教会も負担金未納の指摘がありましたが、報告書の記載上の手違いと言っています。責任者が何年も記載を間違え、指摘されるまで気付かなかったのです。報告書を受け付けるのは総務で、記載の間違いを指摘するのも総務です。この総務局長の謝罪はありませんでした。理事長、総務局長、財務局長は三役と呼びます。負担金の問題を厳正に対処するなら、理事会が総辞職しなければならないのです。なぜなら、監督責任を果たしていないからです。理事会が問題に対して厳正に対処しないのは、理事会が問題を抱えているからです。

負担金
 教団は、約200の教会・伝道所の一般献金の10分の1を負担金として徴収します。負担金を納めない教会には、何度も督促があります。これは、納めても納めなくてもいいものではなく、必ず納めなければいけないものです。この督促の責任者が財務局長です。本人は謝罪の中で、辞任を理事長に申し出たが、遺留されたと言っています。督促の責任者が何年に渡って納めていないのですから、知らなかったではなく、知って納めなかったのです。謝罪で済む問題ではありません。

赦しの押し付け
 このような記事を書くと、謝罪したのだから、赦しなさい。このような赦しの押し付けが出てきます。また、名誉毀損だとはやし立てる人物も出てきます。名誉毀損だと思うならば、本人が警察に申し立てればいいことです。公に納めなかったことが分かっていることや公に謝罪したことを記事にして名誉毀損なら、新聞社は成り立ちません。その事実が公益につながるので、記事にしています。私は長く宗教問題を扱っています。この出来事が宗教団体への盲目的な信頼とならないように記事にしています。信徒は自分の所属する教団がどんな状態か知る権利があります。何事もない教団と安心しきっていると足元を救われます。助けてくれると相談を持ちかけたら、加害者をかばうことをしたりするからです。組織は本能的に組織防衛に走ります。問題に組織の責任者達が絡んでいた場合、特に組織防衛に走ります。それは本質的には組織防衛ではなく、責任者の責任回避です。組織を守るといって、自分を守っているのです。

カルト教会
 カルト教会の無能な牧師ほど、赦しを押し付けます。自分が一番問題を抱えているからです。彼らは責任を取ることはありません。責任を追及する人を組織から追放します。カルト教会に正義はいりません。牧師が正義です。カルト教会で、正義を振り回す人は、悪魔や悪霊に憑かれていると言われます。カルト教会では「善は悪」「悪は善」「黒が白」「白は黒」です。価値観が逆転した世界が、カルトの世界です。
by maranatha | 2011-08-13 18:45
宗教問題

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