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村上 密 Blog

政治的権威に対して

黙示録の13章に出てくる「権威」は4回である。いずれも正しい権威ではない。「神によらない権威はなく」(ローマ13:1)とあるなら、この「権威」も神からのものと考えがちだが、この「権威」竜からのものである。黙示録の中で「竜」はサタンである。「神によらない権威はなく」と書いたパウロ嘘をついたわけではない。これはユダヤ的誇張表現である。なぜなら、文字通りではないからである。黙示録が書かれている当時、キリスト教はローマ帝国から迫害を受けていた。このような政治的権威に教会が従っていたら、地上から教会はなくなっている。なぜなら、ローマ政府はローマの支配下にあるすべての市民と奴隷に対して皇帝礼拝を強制していたからである。偶像礼拝を禁ずるキリスト教が皇帝礼拝を受け入れることはできない。このため、多くのクリスチャンが殺された。どんな政治形態でも、政治に絶対正しいことなどない。それゆえ、クリスチャンが無条件に、政治的権威に対して服従をしてはならない。ローマ帝国下でクリスチャンは、皇帝礼拝を除けば、よき市民であり、奴隷であった。政治やローマ法のすべてに不服従を通したのではなく、キリスト教の信仰を否定することに対して不服従に道を選んだ。
by maranatha | 2018-03-23 23:14 | 権威
宗教問題