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村上 密 Blog

リック・ウォレン

 リック・ウォレンは、2009年のバラク・オバマのアメリカ合衆国大統領就任式の開会の祈祷を務めたことで、世界的に知られています。彼を尊敬し、彼の教えを実践している人は数えきれません。しかし、彼が福音的かどうかは別です。私は何回か彼の問題を過去に取り上げました。今回は、『牧師 その神学と実践』(訳者 越川弘英、坂本清音 新教出版社)で良く知られるようになったウィリアム・ウィリモンのリック・ウォレンに対する批評を紹介します。「彼の説教から神のことがあまり伝わってはこないし、そこからキリスト論も聞こえてこない。贖いについて多くが語られることはないし、贖罪については、まったく触れられない。」(ministry 2011年冬号 キリスト新聞社) これを読んだ人が、リックの本を果たしてほんとにそうかどうかを知ろうとして読んでみました。ウィリモンの指摘したとおりでした。結論は、リック・ウォレンは有名ですが、福音的ではないということです。リサーチで人々の必要を知り、それに対応した教会を作り上げました。「人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々と教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」(テモテⅡ 4:3、4)この聖書の言葉を連想するのは私だけでしょうか。ministryの引用箇所の前後も読む値打ちがあります。是非読んでください。
by maranatha | 2012-05-06 21:37
宗教問題

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