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村上 密 Blog

チャールズ皇太子

チャールズ皇太子の公式ホームページに以下の言葉あります。
http://www.princeofwales.gov.uk/faqs/what_religion_do_the_prince_and_the_duchess_practice__1739581824.html

In 1994, The Prince said of his future role as Head of the Church of England, which he would assume when he becomes King: “I personally would rather see it as Defender of Faith, not ‘The Faith’”.

 イギリスは多民族国家です。かつての植民地から英国へ移住した人々が住んでいます。イングランド国教会を信じるように強制されるわけではないので、移住者は個人個人の宗教を信じて生活をしています。イングランド国教会がイギリスの国教ではあっても、イギリスでは信仰の自由が保障されて、多宗教が共存しています。このような中にあって、皇太子は、"The Faith"ではなく"Defender of Faith"と個人的は発言をしているわけです。
 Defender of Faithの発言の背景には、次のことも含まれるでしょう。
1、 イングランド国教会の規定では、首長たる国王は離婚経験者と結婚が認められません。ですから、将来国王になったら、「特定(イングランド国教会)の信仰の擁護者」ではなく「単なる信仰の擁護者」を称号として名のろうと考えた。
2、皇太子は、チベット問題に深い関心を寄せており、ラマ教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と親交がある。
by maranatha | 2012-07-21 08:12
宗教問題