2013年 01月 09日
動物たちの小話
猫
神学校に宿泊したとき、部屋の扉が閉まっているのに、椅子に猫の毛が落ちていた。どこから侵入したのか部屋を調べると、バスルームの扉と窓が開いていた。よく見ると、窓の桟に足跡が。次に、バスの縁にも。そして、バスルームの床に、滑った足跡が。思わず笑ってしまった。
イタチ
屋根裏にイタチが登って騒がしいと聞いたので、登り口を捜して、バラの枝を切ってばら蒔くように勧めた。効果はてきめん。野生の動物にとって、足はいのちである。傷ついて獲物を追いかけられなくなったら死活問題である。足場の悪い所にわざわざ来ることはない。
へび
開拓伝道の最初の年、なかなか人が来ない。玄関の戸を開け、窓を開け、鳥でも虫でも蝶でもトンボでも何でも入れるようにしていた。夜は机のライトに蛾がやって来てもしめないでいた。ところがある日、20センチ程の小さなへびが玄関の敷居を超えようとしていた。思わず目と目が合ってしまった。ここはお前の来るところではないと声をかけると、外へ行ってしまった。
猫
開拓伝道1年目、窓を開けっぱなしで寝ていると、胸が苦しい。金縛りにあって動けない。手と足の先を少しづづ動かして、やっとの思いで目を開けると、近所の黒猫が僕の胸の上で寝ていた。思わずわっと驚いたら、猫の方がもっと驚いた。飛び上がって逃げていった。来る者は拒まずと言うけれど、胸の上に来るとは思わなかった。
鳶
ある日、鳶が空から河原に急降下した。バサバサと音がするので見に行くと、飛べずにいた。へびにでも噛まれたのだろう。捕まえて肩に乗せて歩いていると、土地の人がこんなの見たことないと言う。しばらく遊んでいると回復したのか、飛んでごらんと言ったら飛び立って行ってしまった。その後何もない。鶴だったらどうなっただろうか。
犬
小学生の時、犬を飼っていた。名前はコロ。呼べばどこからでも駆け寄ってくる。コロ。コロー。コ~ロ。コㇿ。コロコロ!。みんな自分の名前とわきまえている。ある時、父が車でバックをすると、いつもはすぐに動くのに、ひかれてしまった。私は泣きじゃくって、コロを抱き上げ、自転車ののせて家の墓地に行った。一番いい所に穴を掘り、葬った。父は怒らなかった。
神学校に宿泊したとき、部屋の扉が閉まっているのに、椅子に猫の毛が落ちていた。どこから侵入したのか部屋を調べると、バスルームの扉と窓が開いていた。よく見ると、窓の桟に足跡が。次に、バスの縁にも。そして、バスルームの床に、滑った足跡が。思わず笑ってしまった。
イタチ
屋根裏にイタチが登って騒がしいと聞いたので、登り口を捜して、バラの枝を切ってばら蒔くように勧めた。効果はてきめん。野生の動物にとって、足はいのちである。傷ついて獲物を追いかけられなくなったら死活問題である。足場の悪い所にわざわざ来ることはない。
へび
開拓伝道の最初の年、なかなか人が来ない。玄関の戸を開け、窓を開け、鳥でも虫でも蝶でもトンボでも何でも入れるようにしていた。夜は机のライトに蛾がやって来てもしめないでいた。ところがある日、20センチ程の小さなへびが玄関の敷居を超えようとしていた。思わず目と目が合ってしまった。ここはお前の来るところではないと声をかけると、外へ行ってしまった。
猫
開拓伝道1年目、窓を開けっぱなしで寝ていると、胸が苦しい。金縛りにあって動けない。手と足の先を少しづづ動かして、やっとの思いで目を開けると、近所の黒猫が僕の胸の上で寝ていた。思わずわっと驚いたら、猫の方がもっと驚いた。飛び上がって逃げていった。来る者は拒まずと言うけれど、胸の上に来るとは思わなかった。
鳶
ある日、鳶が空から河原に急降下した。バサバサと音がするので見に行くと、飛べずにいた。へびにでも噛まれたのだろう。捕まえて肩に乗せて歩いていると、土地の人がこんなの見たことないと言う。しばらく遊んでいると回復したのか、飛んでごらんと言ったら飛び立って行ってしまった。その後何もない。鶴だったらどうなっただろうか。
犬
小学生の時、犬を飼っていた。名前はコロ。呼べばどこからでも駆け寄ってくる。コロ。コロー。コ~ロ。コㇿ。コロコロ!。みんな自分の名前とわきまえている。ある時、父が車でバックをすると、いつもはすぐに動くのに、ひかれてしまった。私は泣きじゃくって、コロを抱き上げ、自転車ののせて家の墓地に行った。一番いい所に穴を掘り、葬った。父は怒らなかった。
by maranatha
| 2013-01-09 10:46