繁栄の神学はどんな神学ですか、と聞かれることがある。北森嘉蔵の『神の痛みの神学』(講談社学術文庫)のような本があるわけではないが、チョー・ヨンギの著書を読めばあらまし理解できる。聖書と成功哲学或いは積極的思考を混合したものである。なぜ問題なのか。パウロは哲学を否定している。「あのむなしい、だましごとの哲学によってだれのとりこにもならぬよう、注意しなさい。そのようなものは、人の言い伝えによるものであり、この世に属する幼稚な教えによるものであって、キリストに基づくものではありません。」(コロサイ2:8)聖書は成功するための方法論を教えている書物ではない。成功するための視点で自分勝手な聖書解釈をしてはならない。聖書の枠外からの視点は、誤った解釈がなされる。リック・ウォレンの『人生を導く5つの目的』も成功哲学を導入している。すでにブログで書いているがチョー・ヨンギは、C.Mブリストル『信念の魔術』(ダイヤモンド社)を種本に数々の説教をしている。この本はニューエイジ系の本である。これは信仰ではなく信念である。