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村上 密 Blog

村上好伸牧師 その光と影

 1997年2月、遠鉄ホテルエンパヤでペンテコステ教役者大会が開催された。その大会中、講師のダビデ・カイトリ―師は、村上好伸牧師夫妻に按手による預言をした。この預言は文書(資料1)にされ、教会員に配布された。その文書の中には気になる箇所が幾つもある。「主はこの国において、霊的な父と母になるように、そして、使徒の働きをするようにとあなたを育てました。」「あなたの上に預言者的な油注ぎを与えたいからです。あなたは啓示を受けて語るものになりなさい。」「あなたは預言の油注ぎを受けて語るものになりなさい。」「あなたは回復をもたらす器になると主は言われます。」「あなたはわたしの口となって語りなさい。私の代理となって語りなさい。」「あなた方二人の上に新しい油を注ぐと主は言われます。」以上取り上げた言葉は、後の雨運動の系譜に連なる講師の按手による預言である。、村上好伸牧師夫妻を使徒・預言者としている。

 「2005年9月18日 按手聖会」の文書(資料2)は教会員に配布されたものである。この文書の中にも気になる箇所が幾つもある。「世界中において使徒的な働きをするために、その種を与え、油注ぐために、この成熟した神の人を選ばれました。」「私たちは村上(好伸)牧師が父なる使徒であると感じて」「この教会は使徒的な教会となって行かなければなりません。」「使徒的な教会になった時」「そのような油注ぎが私たちのような訪問者に『村上(好伸)牧師は使徒である。』と呼ばせる理由です。」「皆さんも先生を使徒と呼び」「アメリカ・カナダでは、牧師である友に仕え、彼らに手を置いて祈ります。」「村上(好伸)牧師夫妻に使徒的な外套が着せられているということです。」後の雨運動の講師(?)が、按手による預言によって、村上好伸牧師夫妻を使徒としている。

 以上の文書を、村上好伸牧師が信徒に配布して教えたいのは、私たちは預言者とされた、使徒とされた、と言うことである。これは、村上好伸牧師夫妻が後の雨運動を強く影響を受けていることを示している。信徒は後の雨運動がどういう歴史的経緯を持って異端とされているを知らない。すごい牧師だと思い込み、従ってきた。お粗末な「カリスチャペルの信仰姿勢(教理)」(資料3)の中には、「9、聖書による神中心の神政制度(出エジプト記19:7)」とある。独裁的な教会運営は旧約聖書を根拠にされてきた。現代にそのまま取り入れているとは驚きである。しかし、近年、娘婿である牧師の深刻な倫理問題が発覚し、多くの信徒は去り、教会は坂を下り始めた。繁栄の神学や後の雨運動を信じて、祝福と称して豪邸に住み、油注がれていると言っては権威を振りかざしてきた。神通力は何時まで続くだろうか。信徒は、後の雨運動のにせ預言者たちに惑わされ、今日に至っている。このような牧師を、代表者の中に迎えているエンパワード21ムーブメントはどんなものか。そのことをブログで知らせなければ、多くの人が善意で参加し、間違った教えの影響を受けてしまう。それでも、参加するなら、それは聖書が言っていることが起きていると判断するしかない。「人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分たちにつごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」(Ⅱテモテ4:3、4)

資料1、資料2 資料3いずれも2010年度の総会資料である。教会の収支報告書が添付されていない。これはホープ・チャーチと同じである。単立カリスマ系の教会にはこの形態が多い。2010年3月21、22日はカリスチャペル設立50年記念聖会には、ホープ・チャーチのスティーブン・ケイラ―牧師の父レオ・ケイラ―師が講師である。この講師は、日本に最も早く後の雨運動をもたらした人物である。いずれにしても、村上好伸牧師が、繁栄の神学と後の雨運動を継承する指導者であることは、これまでの歩みで明らかである。

資料1
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資料2
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資料3
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by maranatha | 2013-07-11 15:56
宗教問題

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