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村上 密 Blog

白い家の祈り

 白い家 と言う教会が沖縄にある。近近献堂の予定である。この喜ばしい時期に、嬉しくないことが広まっている。白い家を脱会した人がいる。この人のために、教会の中ではメールが飛び交っている。「〇〇さんが癌に罹っている。祈ってください。」と言う親切めいた祈りのリクエストである。本人への確認はない。教会内の反応はいろいろある。かわいそう。祈らなきゃ。これまでは赦せる。しかし、脱会したから癌に罹ったんだ。サタンにやられたんだ、と脱会との因果関係で、不幸が訪れたように思い、変な祈りをされるようだと、これは褒め殺しのような対応を仕掛けていると判断せざるを得ない。祈られている人は、白い家の思考法を知っているので不快な思いを持っている。癌ではない。体は至って健康である。
 教会の祈りで注意すべきことがある。本人に確認無しに病気の癒しのための祈りのリクエストを出すのはエチケット違反である。深刻な病であれば、本人に確認してから公表して祈るべきだ。本人がそれを望まなければ、知っている人が、自分の祈りの課題とするべきである。私はカルト化教会の問題を扱ってきた。このような教会では、教会から離れた人に事故や病気、不幸が訪れたと言う証が良く用いられる。離脱防止対策として、恐怖感を植え付ける。結構、効果がある。人は、今の苦しい状況を甘受して、より大きな不幸を回避したいと思うものである。意図的にこのようなことが教会内で行われているならば、情報のコントロールと恐怖のコントロールが使用されていることになる。
by maranatha | 2013-08-20 11:19 | 白い家フェローシップチャーチ
宗教問題