2013年 10月 06日
世の終わりの前兆
日本におけるクリスチャン人口は少ない。礼拝人口はさらに少ない。その教会から近年クリスチャンの減少傾向が続いている。その理由の一つに教会のカルト化が指摘されている。霊的戦いや教会成長、弟子訓練を強調する教会では、信徒の流動化が激しく、時には問題が表面化して分裂し、信徒が激減する場合もある。「聖書的」と思い込んでいる教会で何が起きているのか。それは、信仰の虐待である。不法がはびこるので、愛は冷たくなる。
愛が冷えた教会では、病んでいる人、貧しい人、苦しんでいる人は身の置き所がない。この人々へ「愛」(アガペー)は届かない。富める人、活力のある人、能力に秀でた人が信仰的で成功者と見做され人に、「愛」(アガペー)ではない「愛」の手が差伸ばされる。信仰か不信仰か、神か悪魔か、二元論の世界に捉われている人には、「愛は」、表面的な装いである。。目的意識が強く、投資と回収、効率を優先するため、人間関係にゆとりがなく、競争意識が心から離れない。そこには愛が育つ土壌はない。