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村上 密 Blog

屋根をはがされたのは誰の家

 マルコの福音書には、屋根をはがされ、穴をあけられた家が出てくる。誰の家か書いてないが、謎解きを、イエスが弟子を派遣したときの言葉から推測して見た。「どんな町や村にはいっても、そこでだれか適当な人かを調べて、そこを立ち去るまで、その人のところにとどまりなさい。」(マタイ10:11)イエスは、シモンとアンデレの家に入られ、ペテロのしゅうとめの熱病を癒しておられる。彼女は熱が引き、イエスたちをもてなしている。「もてなした」(31)は未完了なので、持てなし続けたと取ることができる。癒しによって、彼女は仕え続けることの模範を示した人である。ペテロはすばらしい義母を持った。32節の出来事は、当然ペテロとアンデレの家となる。イエスは38節で別の村里へ行き、福音を語られた。「数日たって、イエスがカぺナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。」(2:1)このカぺナウムの家こそペテロとアンデレの家となる。なぜなら、イエスの派遣の言葉によるなら。適当な家は、彼らの家に当てはまるからだ。屋根をはがされ、穴をあけられて苦情はでていない。深い恵みをペテロは受けている。分かっているだけでも、救われた人はペテロとアンデレ、ペテロの妻と義母の4人がイエスの救いに預かっている。
 このような町々村々の定宿は、分かっているだけでも、ベタニヤのマルタとマリヤとラザロの家がある。エルサレムははっきりしない。しかし、イエスの祈り場はゲッセマネの園である。城壁の近くにオリーブの園を持っていることから推測すると、弟子の中で、山の手の大祭司の家に近い、あのアッパルームを提供した裕福なマルコの可能性が高い。城壁の中には畑はない。オリーブの園もない。肥しを必要とする農作物を城壁内で作ることはできないのである。それで、城壁に近い所に畑とかオリーブの園を持っている人は相当豊かな人物となる。
by maranatha | 2013-10-13 23:46
宗教問題

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