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村上 密 Blog

教団離脱



 アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の総会が11月12日から14日までの3日間、教団本部で開かれる。初日の今日、決算総会では、「2012年度教勢報告」が承認された。そのの中に、「鳴尾キリスト福音教会離脱問題について、理事会は、山田博・晃美両師に対して、『除名に相当する解任』という形で終息させる」と記録されている。両師は、ブログ等で法的に合法的である旨を表明しているが、教団の牧師としては、倫理面で重い処置を受けることと昨年なった。これは近年にない処置で、いかに両師が弁明しようが、今後もこの結果を負って行かなければならない。
 近年、その他の教団においても、教団離脱の動きがある。問題は、牧師が教団を辞任すれば済むのに、教会を離脱させ、単立教会として運営をしようとしていることである。このような結果、何が起きるか。牧師主導型の運営がまかり通る。教会のチェック機能が低する。問題が起き易くなる。牧師に信徒が意見を言いにくくなる。教理的な変化に信徒が気付かない。この傾向は今後も続く可能性がある。各教団は、対策を考えておくことが必要である。鳴尾キリスト福音教会に関する記事は、インターネット上に掲載されているので、離脱する側、それを防ぐ側にも大いに参考になる。私自身は、離脱を防ぐためにいち早く行動を起こした側であるが、残念な結果となった。取り組んでいる期間、ある大きな教団の教会の信徒から相談があった。教団離脱を総会で決議したが、信徒が提供した役員会議事録、総会議事録を精読することによって、その決議を覆すことができた。再度、総会を開いたが、結果は離脱を予防できた。その他にも、これに近い相談を受けている。
by maranatha | 2013-11-12 16:22
宗教問題