2013年 11月 13日
転移性恋愛・色情性転移
あのカウンセラーが女性問題を起した。この10年、どれほど聞いてきたことだろう。『ツーリストの帰還 上・下』(オレン・スタインハウアー/村上博基訳 ハヤカワ文庫)を読んだ。その中に、「色情転移」と言う言葉が出て来た。概念を知るために、インターネットを検索すると、「トーマス・s・サズ『転移の概念』」(psychanalyse.hatenablog.com )が詳しかった。
問題を起こすカウンセラーは、関係が冷えた夫や恋人から、危機を克服するために来たクライアントを奪っている。クライアントは、愛情の飢餓感を覚えている。クライアントにとって、優しく言葉、優しいしぐさが、どんなに心地よいかである。問題を起こすカウンセラーは、転移性恋愛を意図的に誘発させている。錯覚を利用することは、マジシャンと同じである。カウンセラーは感情の錯覚を利用するが、マジシャンは視覚の錯覚を利用する。転移性恋愛状態のクライアントは、カウンセラーの倫理観の低さに気付かないでいる。カウンセラーは、クライアントの依存性を深め、自分の欲望を満たし、飽きると捨てる。このことを繰り返しているカウンセラーは「セックス依存症」である。被害者の認識不足が問題の発覚を遅らせている。
by maranatha
| 2013-11-13 18:59