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村上 密 Blog

聖書の学び

 ルカの福音書15章と言えば、「放蕩息子」、あるいは「99匹の羊」、「失くした銀貨」を思い出す。題名を、聖書の教えに合うように考えると、今までの見方や読み方が変わってくる。この3つの譬え話は、別々に取り上げるべきではない。イエスはパリサイ人や律法学者たちの「この人は、罪人たちを受け入れて、食事までいっしょにする」(15:1)と言った発言への、反論としての譬え話である。この譬え話に共通することに注目して見よう。それは、失われている、見つける、悔い改める、喜ぶである。譬えの結びは「ひとりの罪人が悔い改めるなら・・・喜び」(7、10)である。食卓を囲むことは、親密さを表すことである。そこにはもはや罪人はおらず、見つかった一匹の羊、見つかった一枚の銀貨、悔い改めた息子に譬えられた悔い改めた人々がいる。私たちもこの食卓に招かれている悔い改めた罪人である。何という喜び。この交わりに参加しない人は、自分を正しいと思い込んでいる人である。

by maranatha | 2014-06-05 21:24 | 聖書
宗教問題

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