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村上 密 Blog

下がれ、サタン

 「下がれ、サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思ている。」(マルコ8:33)ペテロは、イエスが受難を予告されるのを聞いて、それを否定した。イエスは厳しく「下がれ、サタン」と叱責された。弟子に言う言葉だろか、と誰しもが思うところである。言葉の使い方を理解しないと誤解が生じる。イエスは「あなたがたが進んで受け入れるならば、実はこの人(バプテスマのヨハネ)こそ、きたるべきエリアなのです。」(マタイ11:14)このようにヨハネはエリヤではないが、イエスがエリヤと語るのは、ヨハネがエリアのような働きをするからである。人々はイエスに対して、「バプテスマのヨハネ・・エリヤ・・預言者のひとり」(マルコ8:28)と言っている。そのものではなくとも、その人物を彷彿させる人物を「~に似ている」とは言わない。ペテロの場合も同じである。ペテロはサタンではないが、神の計画であるイエスの受難を否定する発言をした。それがサタン的(現代人に使い勝手てのいい言葉である)であるために、「下がれ、サタン」と語られたのである。

 興味深いことは、「下がれ、サタン」である。イエスは、ペテロの中から、サタンを追い出ししてはいない。もし、「霊の戦い」の信奉者たちであるならば、この箇所は、ペテロの中にサタンが入っていて、イエスがサタンを追い出していると解釈する。そうではない。「下がれ、サタン」は神のことを思わないで、自分のことを思っているペテロへの叱責である。

by maranatha | 2014-10-05 21:50 | 霊の戦い
宗教問題