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村上 密 Blog

つり合わぬくびき  不信者との結婚は禁止されているか

 牧師から「不信者と、つり合わぬくびきをいっしょにつけてはいけません。」(2コリント6:14)と言われ、結婚を断念した人、婚期を逃した人がいる。律法主義的な教会やカルト化教会では、不信者との結婚は禁止である。たとえ結婚しても、罪人扱いされて、教会から去っていく。パウロが語っているこの箇所は、結婚のことだと考える人々が多い。しかし、文脈からみても、そうした人々が思い間違いをしていることは明らかである。確かに、ここでは不信者と信者との関係を取り扱っている。しかし、結婚のことではなく、偶像礼拝に関することである。パウロは第1コリントの手紙7章で夫婦や結婚について十分書いている。新約聖書の中で、信者と不信者との結婚が明白に禁じられているところはない。確かに律法には「あなたがその娘たちをあなたの息子たちにめとるなら、その娘たちが自分たちの神々を慕って、みだらなことをし、あなたの息子たちに、彼らの神々を慕わせてみだらなことをさせるようになる。」(出エジプト34:16)「彼らと互いに縁を結んではならない。あなたの娘を彼の息子に与えてはならない。彼の娘をあなたの息子にめとってはならない。」(申命記7:3)と書いてある。しかし、エルサレム会議では、結婚の問題は話し合われなかった。そして異邦人教会に律法を押し付けはしなかった。旧約の律法を直接に現代の教会生活に当てはめるのではなく、新約の教会で律法がどのように扱われているかを学ぶ必要がある。クリスチャンはユダヤ教徒ではなくキリスト教徒である。

by maranatha | 2014-11-24 18:07
宗教問題