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村上 密 Blog

油注がれた働き 

 申命記には、王と祭司と預言者に関する教えが17章18章に書いてある。この三職は油注がれて職務に就く。この油注ぎが、メシアの由来である。イエス・キリストは、王の王、大祭司、大預言者であり、油注がれて、すなわち聖霊が鳩のように下ってきて、聖霊に満たされてメシアの働きを始められた。弟子たちは、ペンテコステの時に聖霊に満たされて、イエス・キリストに託された宣教を始めた。ここは教会の誕生と言われている。

 キリスト者は、聖書の中で、どんな働きをするのだろうか。以下の聖句に、王、祭司、預言が出てくる。
1、「あなたがたは、選ばれて種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」(1ペテロ2:9)
2、「『神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。その日、わたしのしもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。』」(使徒の働き2:17、18)
3、「あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。」(1ペテロ2:5)
4、「私たち王国(*王)とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださった方である。」(新改訳 黙示1:6)「わたしたちを王とし、ご自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に」(新共同訳 黙示1:6)

 以上の聖句から、キリストが三職を兼ねているように、キリストの体なる教会もまた三職を含んだ働きをすることが分かる。イエスが聖霊に満たされて宣教を開始したように、教会も油注がれて世界宣教を開始した。聖霊(油)注ぎは宣教の為である。

 使徒や預言者の回復の預言はない。惑わされてはならない。キリスト者はすでに与えられた働きに忠実であることが求められる。それは、キリストの働きの継承である。その為、教会はキリストの体と譬えられている。

by maranatha | 2015-03-11 22:35
宗教問題

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