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村上 密 Blog

霊の戦いと破壊

 「インターコープは(海外布教で)優越的、征服的、排他的、一方的、誇示的、競争的」と前回のブログで取り上げた。国内のキリスト教団体でこのような特徴を持つのはどんなところだろうか。「霊の戦い」(或いは霊的戦い)を極端に実践している教会はこれに当てはまるのではないか。イスラム教の中の一部の人間が、ジハードの名のもとに暴力を正当化するように、キリスト教の一部の霊の戦いをする教会が、悪霊追放の名のもとに暴力や破壊を正当化するところがある。現に、病人に悪霊が住んでいると言って徹夜で追い出し、病人を死に至らしめた教会が沖縄にある。悪霊を体から叩いて追い出す教会で打撲傷を負う人もいる。人形の中に悪霊が住んでいる、壊しなさい、と言われて、先祖代々の大切なひな人形を壊したり、高価な人形を壊した話も聞く。家族親族の承諾なしに仏壇を偶像と言って破壊させる教会もある。言うならば、信仰によって「破壊」を正当化する信仰は、エスカレートすれば、公共のモニュメントや宗教的建造物に移行する可能性を持っている。霊の戦いを提唱する人が富士山で何かを壊したとの話を聞いたことがある。「破壊」は「征服(勝利)」を意味する。霊の戦いで、悪霊の侵入を防ぐために、至る所にキリストの血をジェスチャーで塗ることをやった話を直接聞いたことがある。外に安心して出れなくなり、ノイローゼ状態になった人をカウンセリングしたこともある。霊の戦いは、いつも悪霊との戦争状態であるために、実践している人の中には「バトルストレス」にかかる人もいる。戦闘中の兵士が、いつ敵に攻め込まれるか分からない心理状態で恐れと不安から陥る。深刻な症状になる人もいる。この霊の戦いをどのように正当化しようとも、すでに、悪霊の住むところを征服するための「破壊」と心の「破壊」が起きている。極端な傾向に移行するのは、「誇示的」「競争的」だからである。このようなことへの心配は、このムーブメントが導入された時から心配されてきた。そして、今がある。いつ反省するのだろうか。その時はいつもあった。今もある。
by maranatha | 2015-05-22 22:48 | 霊の戦い
宗教問題