2015年 08月 08日
記憶操作
インナーヒーリングを受けた人の相談を受けていると、記憶操作がしばしば行われていることに気付かされる。人は出来事を正確に記憶できない。部分的には記憶している。或いは、都合の良いように記憶している。ひとは出来事を記憶するためには、事実に想像を加えて物語を作る傾向がある。理解できないない出来事に対しては、良く知っていると思われる人から、諭されるように想像を語りかけられると、自分の内にそれを取り込んでしまうことがある。すると、その想像がその人にとって真実となる。曖昧な記憶に対しては、疑問と否定を繰り返し、入れ替えたい情報を繰り返し質問形式で刷り込めば記憶は入れ替わる。記憶の錯覚が利用されている。入れ替えたい情報に同意する人が登場すると、人は自分の記憶より、多数の意見に同意して安心感を得ようとする。他人が、人が形成した記憶を、自分の都合の良い記憶と入れ替えるのは、人権侵害とならないか。幼児期の記憶、胎内の記憶(あるはずのない記憶)を扱うカウンセリングにはこのような危険がある。スピリテュアル系のレインボーヒーリングハワイはしきりに記憶の入れ替えをしている。また、キリスト教系ではエリヤハウスがこれを行なっている。カウンセリングではないが、霊的戦いはしばしば人間の無理解かや罪から起きる出来事を悪霊の仕業として、出来事の原因を入れ替えている。