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村上 密 Blog

ワンダフル・カウンセラー

 宗教カウンセリングを始めて33年目になる。もちろん、宗教外の様々な相談も寄せられる。ブログを読んでくださる方々に、カウンセリングのヒントになったことをお伝えしたい。

 新潟の古い地図を見た時のことである。潟の多い、低湿地は、水はけが悪いため、米づくりには適していななかった。人々は溝や堀、人工河川を作って、水はけを良くし、干拓をしてきた。川の氾濫原は土地が肥えているので、明治の始め頃には、新潟の人口は日本一、米の収穫量も日本一だった。 

 人の心も似ている。目や耳から、悩みや苦しみが、心の中に流れ込み、行き先を失って、溜まっている。悩み苦しみが心の中から流れる先を求めている。話を親身になって聞いてくれる人は、溝や堀のような貴重な存在である。はけ口になってくれるからである。良くない聞き手は、かえって面倒を招くから注意が必要だ。悩み苦しみが無くなれば、心も沃野となり、花や実を結ぶ。

 私がまだ神学生だった頃、ある人の悩みを聞いて下痢になった。そのことを牧師に相談すると、「人の重荷を背負い込んじゃいけないよ。イエス様の足もとに置くんだよ」と言われた。どうやって、足もとに置くか、その時には分からなかった。祈っている時、心の中に浮かんできた思いは、悩みは他人の口を通して、自分の耳から心の中に入る。だったら、自分の口から、心の中に溜まったものを出せばよい。それから、祈ってキリストの足もとに置くようにした。それから、神経性の下痢もしなくなった。悪いものは出すに限る。口からか、下からかの違いである。荷物は手で移し、心の重荷は口で移す。ところで、聖書に「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)と書いてある。「わたしは」はイエス・キリストである。イエス・キリストはワンダフルカウンセラーである。
by maranatha | 2013-04-12 23:28
宗教問題

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