2017年 04月 03日
試練と備え 2
2神は仰せられた。「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい。」
神はアブラハムがイサクを愛していることを知っておられます。
愛してよいのです。
神は「あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサク」と呼びかけられます。
そして試練をお与えになります。
それは「全焼をいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい」です。
3翌朝早く、アブラハムはろばに鞍をつけ、ふたりの若い者と息子イサクとをいっしょに連れて行った。彼は全焼のいけにえのためのたきぎを割った。こうして彼は、神がお告げになった場所へ出かけて行った。
「翌朝早く」はアブラハムの決断の早さを示しています。
「つけ」「連れて行った」「割った」「出かけて行った」
動詞を連ねた文は、パウロのことばを思い出します。
「その義は、信仰に始まり信仰に進ませるからです。
『義人は信仰によって生きる』」(ローマ1:17)
9節の中にも動詞が次々と書かれてあります。
「神がお告げになった場所に着き、
アブラハムはその所に祭壇を築いた。
こうしてたきぎを並べ、
自分の子イサクを縛り、
祭壇の上のたきぎの上に置いた。」
神のお告げに従って行動することは神への恐れのあらわれです。
神の言葉は出来事となりますが、
アブラハムは神の言葉に応答することによって出来事にしていきます。