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村上 密 Blog

権威について 8

教会の「カルト化」による被害者をカウンセリングで扱う時、よく質問される聖書箇所がある。ローマ人への手紙13章である。「人はみな。上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によってたてられたものです。したがって、権威に逆らっている人は、神の定めにそむいているのです。そむいた人は自分の身にさばきを招きます。」(1,2節)この箇所は、しばしば国家権力への国民の服従を義務づけるために引用されるところでもある。

クリスチャンは、腐敗して権力を乱用する国家体制や、キリストの教えをゆがめている教会に、ただ服従して良いだろうか。イスラエルの預言者たちは、イスラエルの王や指導者たちに、ただ服従しただろうか。彼らは、罪を指摘し、批判をした。ルターやカルヴィンは、当時のカトリックの教皇に服従しただろか。彼らも又、預言者のように罪を指摘し、聖書解釈の誤りを正し、体制への批判をした。聖書は、無条件に「権威」への服従を強制していない。権力はやがて腐敗し、権威も落ちる。キリスト教が今日まで続いた理由の一つは、自浄作用である。国家はそうはいかなかった。勃興しては消滅して行った。


by maranatha | 2018-03-23 21:42 | 権威
宗教問題