2018年 04月 25日
ヘビ
子どもの頃、山の池でよくフナ釣りをした。ときどき、カラスヘビが水の上をスイスイと泳いでいる姿を見た。ある時、石を投げたら、追っかけてきた。驚いて釣り道具を放って逃げた。
山へ行こうとしてヘビを見かけた。遠目にも今まで見たことのないヘビに見えた。近づくと鎌首を上げた。コブラのように見えたが、よく見るとアオダイショウがカエルを飲み込む途中だった。新種発見はできなかった。
マムシを飼ったことがある。父が竹山をブルドーザーで開いていたとき、マムシがよく出た。何匹か捕まえて、そのうちに一匹を家に持って帰った。私はかごを作ってマムシを入れ、観察を始めた。カエルやトカゲをエサとして与えたが一向に食べない。それで近くの山に逃がしてあげた。父がある日、マムシをどうしたと聞くので、エサを食べないので逃がしたと言ったら、腹ばすかんと食べんたい(腹がすかなければ食べない)と言った。そうか、無駄飯を食べるのは人だけだ。
ある時、畑道を歩いていた。だれかが縄を落したのだろうか。段々近づくと、ヘビがまっすぐになって昼寝をしていた。びっくりして飛び上がると、ヘビはのんびり草むらに逃げた。
by maranatha
| 2018-04-25 09:33
| 自然