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村上 密 Blog

拳骨で平和を

高校1年生の時のことである。Aが私の机でパンを食べ散らかした。私はごみをかき集めて、Aの机の上に置いた。Aは授業が始まってから、教師の目を盗んで、パンくずを私に投げてきた。授業が終わって教師が退室すると、ぬしゃ~(おまえは)と言い寄り、つかみ合い、殴りかかってきた。椅子や机がなぎ倒され、けんかの場所がべランダになった。私は父の言いつけを守ってきた。1発、2発は殴られてやれ。3発目は油断して殴ってくるのでカウンターで急所を殴り返せ。忠実に相手の鼻を拳骨で殴った。たちどころに鼻から血が流れだし、戦意を喪失した。私は蹴倒して、蹴りまわそうかと、父のけんかの教えを再現しようと思ったが、さずがに同級生たちが束になって止めにかかった。Aは翌日から高校に来なくなった。いつまでも来ないので心配していたら、転校していったとのことだった。高校生の時「わる」に絡まれたのはこの時一度だけだった。以後は争いのない高校生活を終えた。それでも、私は二度高校をやめようと思った。一度はけんかの後、退学か停学かを受けるのではないかと思い、どうせなら自主退学をしようと覚悟していた。ところが、担任教師がこのことを知っても何も処分について口にしなかった。正当防衛が成立しているからである。ちょっと行き過ぎた正当防衛である。父の先見の明に感じ入った。もう一つは、高校はミッションスクールに通っていたが、良寛の生き方に感銘を受けて禅寺に出家しようと計画したことがあった。ある日、担任教師、院長のところに行って退学届を出そうとしたが、あいにく、ふたりは席を外していた。やり場のない思い出で、ベランダから退学届を破り、紙ふぶきにして投げ捨てた。まだ、心を治めるができない時期の思い出である。私はこの頃は道を求めて読書三昧で、母は目が悪くなるからほどほどにしなさいとよく言っていた。
by maranatha | 2018-04-25 23:55 | 心理
宗教問題