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村上 密 Blog

カナダからのニュース

ある語学教室の生徒さんの話

日本の学校と生徒と保護者、カナダの学校と生徒と保護者の関係はまったく違っている。カナダでは高校でも生徒は学校へは学びに行く。学びだから、掃除、後片付け、トイレ掃除なんかはしない。また生徒と先生は授業の関係だけである。服装から態度、家庭生活などには関与しない。例えば、廊下で生徒が座ろうが寝ようが、何も言わない。定時に先生が授業が終わらない場合は生徒は帰る。授業中に生徒がガムをかんでも、寝ても、帰っても、授業は進む。学校内の保安はセキュリティの仕事で、問題を起こせば厳しい対処が待っている。学校内の掃除はジャニターの仕事で、どんなに汚くても仕事。非常ベルや緊急時には全員が校舎から出る、これは法律。緊急時に、警察車両が来て安全確保がなければ構内に戻れない。生徒の健康や状態は本人の問題である。病気なら救急車が来る。日本のニュースで安全なはずの学校でという言葉をよく聞くが、こちらでそれを聴く人は過保護ではなく異常として受け留める。自分の身は自分で守る。自分の子供も親が守るので危険なら休ませる。また炎天下や高温では工事作業員でも休む。まるでシエスタ(昼寝、休息)という優雅な感覚。また、自己責任が当たりまえ、先生に全託はあり得ない。先生は聖職ではなくて、一つの仕事の種類にすぎない。しかし、ちょっと前までは、牧師さんは飛行機でも汽車でも特別扱い。なる人も少ないが、ブライダルパスターという偽牧師も居ない。こちらではドクターというのは医者だけでない。大学を出てちょっとやそっとでは成れない。総合病院内では誰がドクターかは分からない。白衣姿は助手。主治医は全くのカジュアルスタイルで、手術時に白衣か色つきを着る。大学の教授も多くはジーパン姿。偉そうな振りはしない。ここはカナダ。

by maranatha | 2018-07-22 00:09
宗教問題

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