2018年 09月 29日
給与か謝儀か
教会は牧師に対して人件費の年間予算を組み、月々支出している。教会によって、それを給与と呼ぶところもある。私の所属する教会は給与ではなく謝儀である。どこが違うか。給与は働きに対する正当な報酬である。働きに見合う金額が支払われる。ところが教会の経済状況は各教会によってさまざまである。働きに見合う支給ができない教会もある。その場合、これは十分ではありませんが、奉仕に対するお礼ですとの意味で謝儀を出すのである。
教会は牧師の働きを教会内に縛ってはならない。牧師の働きには、伝道と牧会、信徒教育などがある。教区や教団、神学校での奉仕、市内の教会間の宣教協力の働きもある。また、教会員外の方々への相談を受け付けている教会もある。牧師は囲いの内も外も働き場である。教会は牧師に給与を払って養ってあげているのではない。養ってあげているは牧師を教会の中の働きに縛る考えで、上からの目線である。言葉の使い方で、教会と牧師の関係が築かれる。言い方に気を付けたい。
by maranatha
| 2018-09-29 14:00
| 教会