2018年 12月 07日
山道で見かけた石
故郷の山は中生代白亜紀の地層だ。沢で砂岩や礫を見かけることができる。子供の頃、その石をひっくり返して、よくカニ取りをして遊んだ。大人になって、山が白亜紀だと知った。山頂は城跡と言い伝えがある。山頂近くで、山道から少し離れた所に石があった。枕より大きな滑滑した石である。河原から山に運んだ石だろう。砂岩でも礫でもない石である。何の目的で運んだかわからない。しかし、山を思い出すとき、誰かの意思が働いて動かされたあの石が思い出される。いつの時代に運ばれたのだろうか。
by maranatha
| 2018-12-07 00:00
| 故郷