2018年 12月 11日
ルカの転機
ルカはパトモスで医者をしていた。もし、パウロと出合って、伝道旅行に同行しなかったら、医者としてパトモスで生涯を終えたことだろう。パウロは病にかかりガラテヤ滞在を余儀なくされた。そのことがガラテヤの教会の誕生につながった。おそらく、パウロがガラテヤからパトモスに来た時、パウロの体調は万全ではなかったと思われる。そのことがルカが伝道旅行に同行するきっかけとなったのではないか。もちろん、パウロが見た幻が何を意味するのか、その判断にルカが加わっていることも同行するきっかけである。ルカの決断が彼の生涯を大きく変えた。パウロに同行することによって、いろいろな人々に出合うことになり、いろいろな情報に触れることができた。パウロが投獄された時もルカはともににいた。訪ねて来る人と語らい、パウロに届けられた手紙を読む機会もあっただろう。これらのことが後に、ルカが「ルカの福音書」と「使徒の働き」を書くことにつながった。そして、その書が人々に喜びのおとずれをもたらした。医者としていやしをもたらす以上に人々に救いといやしをもたらすことになった。神は恵み深いお方である。
by maranatha
| 2018-12-11 09:54
| 聖書