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村上 密 Blog

信教の自由

2月3日、淡路キリスト教会で、淡路キリスト教連合会主催の信教の自由を守る日 2.11淡路集会が開かれた。私は「信教の自由とカルト問題」について講演した。戦後、信教の自由がもっとも議論されたのは、平成(1995年)7年9月29日に召集され、同年12月15日に会期を終了した、第134回国会 宗教法人に関する特別委員会(*)においてであった。1995年3月20日、死者12名、負傷者5000に以上を出した地下サリン事件が、宗教法人改正をすべきではないか、と契機となっている。それで、私はカルト問題が信教の自由と密接に関係していることを語った。そして、宗教法人改正に伴い、宗教法人25条3項の閲覧請求が宗教団体内部からの自浄作用を促している点を強調した。私は代理人となって閲覧請求を用いて、宗教団体の自浄作用を促すべく具体的にどのように取り組んできたか、いくつかの事例を語った。宗教法人改正は国家の宗教法人への監督権の乱用にならないように配慮している。信教の自由を重んじているわけである。


参照
*kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/134/0190/main.html

参考になる図書
『改正宗教法人法の解説ー国会における改正法論議の詳細ー』
  編集 宗教法人法研究会 新日本法規
『論争 宗教法人改正』
  第二東京弁護士会・消費者問題対策委員会編 緑風出版


by maranatha | 2019-02-05 12:15 | 宗教と政治
宗教問題