2019年 03月 29日
離婚の条件
結婚式の夜、酔った夫が妻に対して暴力を加え、ベッドから蹴落とした。妻は夜通し床で過ごした。一度でも大変であるが、その後も続いた。酒癖が悪い夫は終電で駅を乗り過ごし、タクシー帰りを繰り返した。痩せていく娘の異変に気付いた母親が相談してきた。私は夫と義父と手紙のやり取りをして離婚と償いを要求した。渋ったが、応じた。結婚は女性を隷属させるためのものではない。結婚は夫と妻の対等な協力関係で努力で成り立つものである。私は、妻が虐待で病んでいるとき、夫が家庭生活を放棄しているとき、夫としての務めを果たしていないとき、離婚を提案する。どんな虐待にも耐えて結婚を全うしなさい、いつか夫が変わってよい家庭を築くから、と夢を語らない。確かに美談はある。しかし、死は語られていない。牧師の務めは殺すことではない。生かすことである。
by maranatha
| 2019-03-29 11:39
| 虐待