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村上 密 Blog

感情的な問いかけを避ける

子供がカルトに入信した。それがわかった両親は驚いて、どうして、を連発するようになる。それは、子供からは責められているように感じられる。すると、親子の関係が段々悪化していく。どうして、と聞きたいことはよくわかる。責められているような感じに受け止められないように、何に興味を持ったの。どんな教えに興味を持ったの。何がすごいなと思ったの。このように問い詰めないように話しかけた方が良い。話したくない、と答えたときは、あなたが話したいと思ったときに教えて、と言っておく方が良い。。どうして、は親が納得できる答えを要求しているように思えて、これは話しても無駄だと思わせる。しかし、何に、は子供が興味を持ったことを親も知っておきたいという寄り添う感じがする。対立的は感じを与える言葉使いより、子供の立場を尊重した問いかけであるために、共感してくれていると思わせる効果がある。共感できなくても、共感できないと思わせるより、共感してくれていると思わせる方が、子供の行動や内心を知ることができる。それが、カルトから救出するときの手掛かりになる。動機を知っているかいないか、心理を知っているかいないかでは、カウンセラーの対応に大変役立つのである。対立的なアプローチは関係を悪化させる。何かしら同意できること、共感できることを口にして、関係をつなぎとめておかないと、カルトの思うつぼに家族の状態をしてしまうことになる。大切なのはどうしてと親の感情をぶっつけることではなく、できるだけ子供の気持ちを聞いて知っておくことである。そのことを親が上手に使えなくても、カウンセラーは対話に役立たせ、親子の関係を回復することに役立てることができる。
by maranatha | 2019-04-22 22:12 | カルト
宗教問題