2019年 06月 19日
著作権侵害をどう償うか
ある宗教団体の著作権侵害を調べている。今日、その団体のホームページを検索した。スタッフの名前と写真が削除されていた。テキスト(表紙だけを変えて内容は他社出版物と同じ)を10年間で20冊近く出版しているようだ。団体内部には書作権侵害を知っていると思われる人物たちもいる。そのような中で10年間、著作権侵害が続けられてきた。運営に参加している人々で、もし出版に関わっている人々がいたら共犯となる。知らなくても団体名で出版しているので、団体関係者の中には、罪を免れることはできない人々が出て来るはずである。スタッフの写真は削除することができても、罪を削除することはできない。責任者はテキストは処分したと言った。しかし、すでに販売されたテキストを買わされた人が、テキストを返品するから代金を返してほしい、と請求されたら道義的には返さなければならない。もし、返さないならば、民事訴訟で損害賠償請求をされることも考えられる。集団訴訟ともなれば、ニュースにもなり、損害賠償金は多くなる。参加費には部分的な返金はあるのだろうか。いずれにしても、責任者と関係者が刑事訴訟で有罪判決を受けたら、宗教団体として難しい立場に立たされることになる。県庁の宗教担当係に通報されてたら、宗教法人を取ろうとするときに厳しくなる。税務署に税金が納められていなかったら、追徴課税を課せられるだろう。知らなくても二重三重に罪を犯していることになる。責任者の赴任後にセミナーが開始されているので、責任者の罪は重い。私はこの宗教団体が全体会議を開催し、セミナーとテキストが用いられて収益が出た集会等の収支報告がなされ、損害に対する償いをして、責任者と関係者が著作権侵害の責任を取って辞任し、宗教団体の構成員が健全化を図るように通り組むならば、寛容に対処したいとも考えている。ブログを読んでいる責任者と関係者の出方次第である。団体の名称、責任者、関係者の名前を出すことは控えた。具体的な日時も書くことを控えた。「ようだ」「ならば」は推定と仮定であり、話し合いを求めて来れば明確になり、より具体的な解決に向かって歩むことができる。
by maranatha
| 2019-06-19 23:29
| クリスチャンセンターJ's Table