2019年 07月 08日
カルト対策
岐阜のある大学で、カルト勧誘予防の講演を終えた。学生と教員を合わせて400名を超える出席で、最後まで真剣な傾聴だった。大学での講演は立命館大学での講演以来である。今まで、山口大学、関西学院、京都大学、東京大学がある。大学から、教授から、学生自治会からと招聘側はさまざまである。カルトが一番勧誘をするところは大学である。1980年代から勧誘が活発になってきた。大学が早く勧誘予防に力を入れていれば、かなり多くの入信を防ぐことができたのではないかと思わされる。2009年、「全国カルト対策大学ネットワーク」ができた。現在、「カルト対策学校ネットワーク」と名称を変更し、日本脱カルト協会がこの働きを引き継いでいる。学生をカルトの勧誘から守るように対策が進むきっかけは、オウム真理教地下鉄サリン事件やヨハンの強引な勧誘があげられる。大学生たちがカルトに勧誘されていると広く報じられたからである。講演はワクチンのようなもので、勧誘されてカルトではと気づきが与えられて脱会につながることがある。また、今回の場合は大学生が勧誘されて困ったときは大学に報告や相談がしやすくなる。
by maranatha
| 2019-07-08 17:25
| カルト