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村上 密 Blog

建徳的とは

私は子供が中学生になってから伝記を読ませないようにした。伝記はある人物の良い側面に焦点を当てている。子供には人を全体的に捉えるように教えた。建徳という言葉がある。牧師や教会を批判したりするのは建徳的ではない、と言う使い方をしたりする。批判が正しければそれは建徳的である。間違いを正さないで持ち上げるのは建徳的ではない。キリスト教では批評が育たない。

キリスト教系のメディアでは、問題が起きてからその人物やムーブメントを取り上げる。その人物やムーブメントに潜む問題点を取り上げることはすくない。だから、それを読む人々は記事をうのみにして、問題点に気づかない過ごし方をする。

牧師たちがどれだけムーブメントを取り入れ、次次とムーブメントを取替えてきたことだろう。教会では反省会や総括が行われないできた。牧師も新しいムーブメントが好きなら信徒も同じようにムーブメントが好きである。だから反省することはない。教会が健康であるということは外からの教えの波に対して批評精神を持っていることである。なんでも飛びつくのは、新しい教えはないかと好奇心を満たそうとするパウロの時代のギリシャの市民である。

by maranatha | 2019-09-17 09:33 | 教会
宗教問題