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村上 密 Blog

判決の内容

これは「平成30年(ワ)第1955号 インターネットを介した嫌がらせに対する損害賠償請求事件」に対する「平成31年3月27日判決言渡」の一部である。

【(2)被告村上のブログの内容について
 被告村上のブログの内容は、「ヴィオロン」が「カルト監視機構」設立への動きに対する問題意識を示したことについて、そもそも被告村上が「カルト監視機構」の設立に向けて行動を開始したとする事実自体を否定し、同事実を前提とした「ヴィオロン」の論評の撤回を求めるものといえる。
 本件記録によっても、被告村上が、インターネット上のウェブページの記事で報じられたような「カルト監視機構」の設立に関与したことはうかがわれないから、被告村上が、同記事に基づく「ヴィオロン」の論評を「誤報」であるとしてその撤回を求めることは違法とはいえない。また、被告村上のブログの中には、「ヴィオロン」について、交流の少ない所で生活をしている、情報はインターネットが頼りのようである、その論評は「甘っちょろい空想」である、「藪の中から石を投げて顔を出さない無責任な生き方」をしているなどと述べる部分があるが、その論旨は、「ヴィオロン」の論評が慎重な事実調査に基づくものではなく、なおかつ匿名でされていることを批判する点にあり、意見ないし論評の域を逸脱するものではなく、上記のとおり、被告村上が「カルト監視機構」の設立に関与したことがうかがわれないことを考慮すると、被告村上が上記批判に及ぶことは相当の理由があるといえる。
 そうすると、被告村上のブログが原告に関する事実を適示するものといえるかどうかの判断を措くとしても、被告村上のブログの内容が名誉毀損や侮辱に当たるということはできない。また、被告村上が「ヴィオロン」を交流の少ないところで生活しているなどと評する部分は、「ヴィオロン」の私生活上の行状を事実として述べているものではなく、事実調査の不十分さや匿名での論評を批判するものにすぎないと解するのが相当であり、プライバシーを公表するものとは認められない。
 以上により、被告村上のブログの内容は、プライバシー侵害、名誉毀損及び侮辱のいずれにも当たらない。】

以上のように、原告横田真紀の主張は全く通らなかった。「ヴィオロン」は「カルト監視機構」を設立したと思い込み、それを前提に、その後もブログ上で批判を続けてきた。それに対して、私は今年の3月まで彼女のブログに対する反論をしないままにしてきた。しかし、横浜地裁の判決を受けて、4月に9年間ぶりに判決と反論をブログに書くことにした。それは際限のない私への空想じみた批判に対して、事実に基づかないものであることを指摘するためである。彼女は「カルト監視機構」を「サイバーカルト監視機構」に、現在は「宗教トラブル相談センター」に置き換えて批判している。賢明な読者はこの発想に驚かれることだろう。裁判の収穫は、彼女の私への批判の大前提となった「カルト監視機構」の設立の事実がなかったと判断されたことである。大前提が崩れたのである。その上に作られた創作活動は、砂の上に築かれた家である。

by maranatha | 2019-12-13 20:58 | 裁判
宗教問題