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村上 密 Blog

教会形成

ほぼ毎月の沖縄訪問を始めたのは2005年2月からだった。15年間訪問を続けたことになる。訪問の目的は、カルト化防止と被害者の回復のためのカウンセリングである。沖縄では超教派の集会が頻繁に行われていた。国内で最も超教派活動が盛んと言われていた。しかし、招かれていた講師たちは、いろいろなムーブメントの提唱者であったり、それを取り入れて「成功した牧師」と呼ばれる人であったが、講師の問題とムーブメントの問題性が次々と発覚してから呼ばれなくなった。それは沖縄だけの出来事ではなく、日本全体がそうであった。盛んに外来講師を招く時期は、日本のプロテスタント教会がまだ教会員が増加傾向で経済的に余裕があった。しかし、働き盛りの年代が定年退職を迎え始め、教会員の高齢化とともに、2010年代から教会の財政は減少傾向に陥り、対外的な活動に教会の資金をつぎ込む余裕がなくなった。影響力があると思われた牧師が長年勤めた教会では世代交代が進まず教会員の高齢化とともに教会の活力が奪われていた。2020年代は教会を維持していくことが出来なくなったところが、解散か他教会との合併による生き残りが試みられるだろう。維持費がかからない教会堂なき教会の在り方を模索しなければならない。公共の建物や教会員の家を利用したり、インターネットを用いた教会形成も考えられる。教会形成に欠かせないのは献身的な信徒による奉仕である。教会は牧師だけでは運営できない。たとえ教会堂がなくてもである。役割分担をして一部の教会員に負担をかけすぎないような配慮が必要である。教会とは建物ではない。信仰者の集まりである。そこに必要なのはみ言葉と聖餐、聖徒の交わりである。もう一度、最も基本的な要素にそれぞれの集会に必要なものを加えて、福音の前進のために教会活動に取り組んでいかなければならない。

*教会堂なき教会とは、自前の教会堂を持たないで公共の建物や教会員の家を利用した教会員の集まりである。

by maranatha | 2020-01-09 15:14 | 教会
宗教問題