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村上 密 Blog

全き人とは

「義人はいない。ひとりもいない。」(ロマ3:10)と書いてあるに、どうしてノアは「全き人」(創世記6:9)と書かれてあるのか。「正しい人」(6:9)とも書かれてある。ノアは「神とともに歩んだ」(6:9)ので「全き人」「正しい人」と書かれたのである。彼の生涯は「すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」(6:22)という言葉によく表されている。アブラムに対しても「全き」が使われている。神は「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。」(17:1)と語られた。神はアブラムに空の星を見せて「あなたの子孫はこのようになる」(15:5)と語りかけられた。「彼は神を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」(15:6)義と認められたアブラムは、信仰の歩みを続けた。「全き者であれ」と語られた後、子孫を与えると契約をたてられた。そしてアブラハムには子が与えられた。義人はいない。ひとりもいない。しかし、信仰によって義と認められた人はいる。アブラハムである。それゆえ、「全き人」「全き者」とは神とともに歩む、信仰の人を表している。「全き」を、非の打ちどころのないとか、完全無欠なとか、道徳的にとらえるのではなく、信仰的にとらえなければならない。
by maranatha | 2020-01-09 20:29 | 聖書解釈
宗教問題