2020年 02月 06日
「主」が最も多い
創世記の中で「主」が最も多いのは24章である。創世記は50章ある。ほぼ真ん中が24章である。アブラハムがイサクの妻となる娘を忠実なしもべを故郷に遣わし、そのしもべがリベカを連れて帰る。夕暮れの野でリベカかイサクと会う光景は感動である。アブラハムの生涯はここがクライマックスである。後はさっさと終わる。主がどのように書かれてあるか読んでみよう。私たちがどのように主とかかわるのか。主がどんなに信じる者の人生に深くかかわってくださるかを学ぶことができる。「主を礼拝」が(26、48、52、)3回出てくる。この礼拝はひれ伏すである。
「アブラハムは年を重ねて、老人になっていた。主は、あらゆる面でアブラハムを祝福しておられた。」(1)
「私はあなたに、天の神、地の神である主にかけて誓わせる。私がいっしょに住んでいるカナン人の娘の中から、私の息子の妻をめとってはならない。」(3)
「私を、私の父の家、私の生まれ故郷から連れ出し、私に誓って、『あなたの子孫にこの地を与える』と約束して仰せられた天の神、主は、御使いをあなたの前に遣わされる。あなたは、あそこで私の息子のために妻を迎えなさい。」(7)
「そうして言った。「私の主人アブラハムの神、主よ。きょう、私のためにどうか取り計らってください。私の主人アブラハムに恵みを施してください。」(12)
「この人は、主が自分の旅を成功させてくださったかどうかを知ろうと、黙って彼女を見つめていた。」(21)
「そこでその人は、ひざまずき、主を礼拝して、」(26)
「私の主人アブラハムの神、主がほめたたえられますように。主は私の主人に対する恵みとまこととをお捨てにならなかった。主はこの私をも途中つつがなく、私の主人の兄弟の家に導かれた。」(27)
「どうぞおいでください。主に祝福された方。どうして外に立っておられるのですか。私は家と、らくだのための場所を用意しております。」(31)
「主は私の主人を大いに祝福されましたので、主人は富んでおります。主は羊や牛、銀や金、男女の奴隷、らくだやろばをお与えになりました。」(35)
「私は主の前を歩んできた。その主が御使いをあなたといっしょに遣わし、あなたの旅を成功させてくださる。あなたは、私の親族、私の父の家族から、私の息子のために妻を迎えなければならない。」(40)
「きょう、私は泉のところに来て申しました。『私の主人アブラハムの神、主よ。私がここまで来た旅を、もしあなたが成功させてくださるのなら、」(42)
「その人が私に、『どうぞお飲みください。私はあなたのらくだにも水を汲んであげましょう』と言ったなら、その人こそ、主が私の主人の息子のために定められた妻でありますように。』(44)
「そうして私はひざまずき、主を礼拝し、私の主人アブラハムの神、主を賛美しました。主は私の主人の兄弟の娘を、主人の息子にめとるために、私を正しい道に導いてくださったのです。」(48)
「するとラバンとベトエルは答えて言った。『このことは主から出たことですから、私たちはあなたによしあしを言うことはできません。」(50)
「ご覧ください。リベカはあなたの前にいます。どうか連れて行ってください。主が仰せられたとおり、あなたの主人のご子息の妻となりますように。」(51)
「アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して主を礼拝した。」(52)
「しもべは彼らに、『私が遅れないようにしてください。主が私の旅を成功させてくださったのですから。私が主人のところへ行けるように私を帰らせてください』と言った。」(56)
引用:日本聖書刊行会 新改訳聖書 第3版